□ ハチミツ









(忍者登録番号009720。五歳で忍者学校卒業し、その一年後に中忍昇格。Sランク38回の暗部に在籍した経験をもつ上忍。性格は冷静沈着‥‥‥そして、過度な自信過剰)
 見本となるべき上忍として少々不真面目な態度が見えるが、最初は好印象だったと記憶する。開口一番の意味不明な言動をのぞけば、彼は優秀な里の忍者だ。
 はたけカカシ。
 生徒たちの新しい担任となった男の戸籍書類を、イルカは静かな眼差しで見つめていた。
 戸籍書は、本来大っぴらに見ることはできない。
 イルカの手にある書類は、不当に手に入れたものだった。
「ちなみにこれが、はたけカカシが受けた任務報告書だ。‥‥暗部時代や、Aランク以上の報告書はさすがに入手できなかったが、一応目を通しておけよ」
 男が無造作に書類の束を置いた。
 五歳の頃から任務に明け暮れていたはたけカカシの過去はうんざりするほど深い。
「接触は各々タイミングを計らってくれ。けして悟られるなよ‥‥」
 低く注意を促す声に、室内のあちこちで相槌の声が上がる。
 イルカのいる場所は、とある地下の一室。
 怪しい書類に囲まれた広い室内には数人の男が机につき、与えられた情報を頭に叩きこんでいる。イルカも、例外ではない。
 集まった男たちは一見して常人ではない。得体の知れない空気をまとった彼らの中、イルカは酷く浮いていた。
 この集団に正式な名前はない。俗に[千里眼]と名乗っているが、その行動は単なる監視役。すなわち―――九尾の妖狐を監視する団体だった。
 十二年前の悲劇の夜以降、火影三代目の命令により九尾に関する話は一切禁止になったが、妖怪の再来を恐れた大人たちが自主的に結成した集団が[千里眼]。火影の目を逃れ、内密に九尾の器となった金髪の子供を長く監視してきた集団に、イルカは籍を置いていた。もう長く、[千里眼]の一員として、教師の顔を持ったまま、狐子の精神状態など逐一彼らに報告していた。イルカの役目は、器の状態を監視、報告すること。
 それらの行為は、狐子がアカデミー内にいた時は問題なかったが、器がアカデミーという一種の密閉空間を抜け出し、額宛を身につけることになってしまった。
 額宛を迂闊に与えたイルカは団体から多くの非難を受けたが、子供の歩みはいつまでも止めていられる話でもなく、次への早い対応が迫られていた。
 そこで[千里眼]のアジトに山のように運ばれてきたのが、はたけカカシの調査書類。
 次の担任教師となる上忍に対し、あらゆる情報が入手され、数人のメンバーが接触役に選抜された。目的は、はたけカカシの詳しい性格、意志などを探ること。狐子に対して不穏な野心を抱いていないか。
 その中に、元担任として最も接触に適したイルカも含まれていた。
 連日、仕事が終わった後、アジトにて山のような報告書と向き合うイルカはほとほとうんざりしていたが、それは他の選抜メンバーも同じこと。
 相手は、火影が用意した監視役。一筋縄ではいかない。
 一番の目的は、カカシを[千里眼]に抱き込むことにある。新たな監視役に、今までイルカが請け負っていた情報流しを交渉するのだ。
 火影の目が鋭く、無認知の団体は今まで目立つ行動を控えていたが、狐子の忍者昇格を機に、その行動は少しずつ表面化していた。
 [千里眼]に属する忍たちは皆、九尾への憎しみに満ちている。
 鬼気迫る重い空気の中で、イルカは無感動に書類に目を通し続けた。
 メンバーの調査の結果、カカシには一つ不穏な動きが見られた。
 火影も、受付も認知しない件で時折、外の忍と接触しているらしい。カカシほどの上忍になれば、里を介さず個人で動くこともあるだろうが、狐子の監視団体である[千里眼]としては突き止めておかなくてはならない不安要素であった。
 イルカは正直気が重い。
 はたけカカシは苦手な人間だ。彼とはすでに一度会っているが、卒業生たちの説明に、初顔合わせをした時は最悪だった。説明会には他の上忍も訪れていたが、片目の銀髪の男は、説明を聞いてるのか聞いてないのか、途中から勝手に読書を始める。その不真面目な態度にはイルカも呆れた。
 額宛を授けて送り出した狐子だが、本音を言えばすぐにアカデミーに戻ってくるだろうと考えていた。だからこそ、あの子の面倒を見ようという忍が現れたことが信じられなかった。
 いらない面倒を作ってしまったものだと、イルカはため息をこぼす。メンバーからの恨み言も仕方のないことだ。 
 




 接触はすみやかに行われた。
 普段は無害を装うメンバーはそれぞれカカシに接近したが、どれも邪険に扱われたらしく、進展はまるでなかった。
 そんな中、イルカも重い腰を上げて行動に移した。
 生徒たちの近況を聞く、という建前を用意し、さり気無く受付所に現れたカカシを食事に誘うと―――あっさり承諾した。
「そのかわり、奢ってくださいね」
 上忍のくせにケチくさいことを言っていたが、予想していたほどの壁はなかった。
 首を傾げながらも、飲み屋でのカカシとの会話は期待していた以上の情報を手に入れることができた。狐子の現在の状況や、カカシの性格についても少し触れた。
 話せば話すほど胡乱な男は、底が見えなかった。見た目は、お気楽な飄々とした印象を与えるのに、下手に首を突っ込むと――おそらく、こちらが痛い目に遭う。
 だが、引くわけにもいかない。
 他のメンバーが全員失敗してしまった以上、狐子の監視にはカカシを懐柔しなければならないのだ。その上で、彼の、不穏な動きについて確固たる情報が必要になる。
 互いに気を使いあい、飲み屋を出た後イルカは「また、お誘いしても構いませんか?」とさり気無く尋ねた。
 すると、今までにこにこしていたカカシの表情がすっと消え、
「――――イルカ先生。オレはやめておいた方がいいですよ」
「‥‥‥え?」
 突然の低い、素の声にイルカは戸惑った。
 急にできた大きな壁に焦ると、カカシがぱっと雰囲気を変えた。
「いえいえ、オレの方は全然構いませんので」
 再びにこにこ笑うカカシに、はあ、とイルカは気のない返事をするしかなかった。
 嫌だ。できれば関わりあいたくない人種だ。
「それじゃあ、また」
 次を約束するような別れの言葉を吐きながら、イルカは頭痛を憶えそうだった。  







 親しくなる上で、カカシのことを調べていくイルカ。
 性格。
 素性。
 ほとんどが闇に包まれたカカシ。
 穏やかな彼は、時に刺すような殺気をまとうことがある。
 カカシは時々、血の匂いがすることがある。受付業務をするイルカは、カカシに任務がないことを知っている。つまり、まだ暗部まがいの任務を引き受けているのだ。
 笑顔の裏側に針を隠した―――蜂のような人。
 なぜそう思うのかというと、子供の頃、勇ましく飛ぶ蜂の姿におもわず手を伸ばしたら刺されてしまった痛い思い出がある。
 彼も、油断してはいけない。
 彼もきっと、身の内に針を隠しているのだから。


 ある時、カカシの家に招かれた。
 すでに、もう何度も訪ねている家だが、晩酌用の酒が切れていることを家人は忘れていた。
「ちょっと買ってきますね」
 イルカを残し、カカシあっさり近くの店に買出しに行く。
 不用意なことを、と見送るイルカは思った。この機会を見逃すはずはない。
 イルカは家人の留守の間に、家の中を物色し始めた。
 これも、今までに何度かやっていたことだ。慎重に、動かした箇所など元通りにしているのでばれたことはない。
 ―――その日は発見があった。
 引き出しに入っていた調査報告書。
 イルカは迷った。
 上の用紙だけ読むと、例の外の忍に関係する内容だ。初めての収穫。
 イルカは手に取った。持ち出すことは出来ない。記憶していくのだ。
 慎重にとりだしたイルカだが、引き出しの奥になにか見つけた。
 不恰好な木の実の人形。
 視界に入れたイルカは、小さく息を飲んだ。
 それは、とても見慣れたもの。
 狐子が、イルカの元生徒が自慢していた木の実のお守り。
 自分も貰っている。あの子にとっては、親愛の証なのだ。
「‥‥‥っ」
 びくり、と身体が震える。
 人形に気を取られたのがまずかった。
 がちゃ、と鳴る玄関の音に、イルカ反射的に引き出しを閉めた。
 音がする。報告書も元通りにはできなかった。
(‥‥‥しまった‥‥‥っ)
 帰ってきたカカシは、なぜか玄関から動かない。
 気配を探っている様子が伝わってくる。
 イルカは、そっと向きを変えた。
 足音もなく、カカシがイルカの前にやってくる。
 静かな表情。手に下げた買いもの袋がこの状況にとても不似合いだった。 
「‥なにか、お探しでしたか?」
 温度のない声音。
 イルカは身体を強張らせた。言葉にできない緊迫感が、体中の神経を縛り付けるようだ。
 答えられないイルカ。
 歩み寄るカカシの身体が密着するほど接近し、イルカの身体ごしに少し開いた引き出しを開ける。強く閉めすぎた為に反動で開いてしまったのだ。
 引き出しを開け、ゆっくりと閉め、カカシはこつこつと机を叩いた。
 右耳が熱い。カカシの耳に触れるほど近い。
「‥こういう場合、どうなるか知っていますか?」
 知っている。
 自分のしたことは、罪に当たる。
 現行を押さえられた以上、相手が上忍ともなれば、その場で罰が与えられる。すなわち、死。
「‥‥‥嫌ですよね、そんなの。オレもできればしたくありません」  
 イルカは何も答えることはできなかった。
 肩にカカシの顎が乗り、喋るたびに振動が伝わってくる。
「オレ、イルカ先生に裏切られてショック受けてます。ひどく落ち込んでますし、不愉快です。‥‥‥こんなオレの怒りを、イルカ先生はどうやって静めてくれますか?」
 耳元に囁かれたイルカは、ゆるく手を引っ張られた。
 振り払える力だが、しっかり絡みついた指がそうはさせない。
 連れて行かれた先に、まさか、と思う。
 足を止めたのは―――寝台の前。
 イルカは戸惑った。まさか、と。
 カカシがそんな要求をするなんて想像もできない。
 首元に手を置かれても、まだ信じられなかった。本当に、そんなことを?
 何も言わないカカシが口布を下ろし、
「じゃ、やって?」
 青ざめるイルカを小さく笑った。






 もしかしたら――ハメられたのかも知れない。
 カカシの大腿の間に顔を埋め、拙い戯で舌を這わせるイルカは浮かされたように考えた。 この男が、あれほど無防備に極秘調査書類を放置することはありえない。
 わざと、自分に見つけさせたのかもしれない。
 優しく髪を撫でるカカシの手に、イルカは眩暈を起こしそうだった。
 こんな真似。
 したことなどあるはずがない。
 誰が、男の一物を咥えようなどと思うものか。
 そもそも、泥棒の真似事をしていた自分に急所を舐めさせるこの男の神経も疑う。
 いっそ、噛み切ってやろうか。
 そんな思惑が、わずかに出てしまったようだ。
 歯に軽く加わった力に、今まで優しく前髪を梳いていたカカシの手が後頭部を押さえる。
 強く喉の奥まで侵入され、イルカはくぐもった声を上げた。
「ん‥‥、ッッ‥‥‥」 
 口の中で、カカシのものがひときわ大きく膨らんだ。
 喉の奥に出されたものを、飲み干さないわけにはいかなかった。
「‥‥‥ふ、‥ぅ‥‥‥‥ッ」
 すぐには出て行かないそれの意図を悟り、綺麗にそれを舐め取る。泣くつもりなんてなかったが、息苦しさと屈辱に、自然と涙が出た。 
 頭の上で、微かに笑う気配がする。
 男に飲ませて何が楽しいのか。
「‥オレに近づくからですよ。最初にちゃんと忠告したでしょ?」
 イルカは寝台の上に引きずり上げられた。服脱いでと言われ、もそもそといわれた通りにすると、カカシは面白そうにそれを眺めている。
「でもアンタは近づいた。その意味を理解しているんですか?」 
 ―――言われなくても。
 上着を脱ぎながら、カカシは全裸になったイルカの身体に覆い被さった。
 楽しそうな笑み。してやったりの微笑み。
 憎らしい。でも、自分は分かっていた。
 カカシが意図的に張っていた周囲との一線を、危険だと分かりながらも飛び越えた。カカシの家に上がり、彼の秘密に近づいた。
 子供の頃、腫れあがる傷の痛みに、あれほど蜂に近づくまいと誓ったのに。
 どうして惹かれてしまうのか。








 気だるげな身体に鞭を打ち、イルカはそっと上体を起こした。
 寝台を抜け出そうとすると、腕を強く引っ張られる。容赦がない。ずしっと胸の上に乗るカカシに、イルカはため息をついた。
「どこ行くんです?」
「報告に」
「オレのことチクりに行くんですか」
「そうです」
「行かせると思います?」
「‥どうしたら行かせてくれますか」
「ちゅーしてください」
「嫌です」
「じゃ、勝手に」
 後頭部を押さえられ、強く唇を押し付けられた。
 好き勝手に貪る相手に、身体がきしきしと痛む。この男は何をするにも粗暴だ。
「‥‥‥もう行きます‥‥‥っ」
 再び身体を探られる不快感に耐え切れず、イルカはむりやり起き上がった。
 拘束は意外にあっさり外れ、
「ちぇー」
 カカシはくすくす笑いながらイルカを見上げた。その腕に抱きしめるシーツを奪い取ったイルカは脱ぎ捨てた衣服を掴み、そのまま風呂場へ直行する。
 さっと身体の汚れを落して出てきたイルカは、すでにかっちりと正式忍装束に身を固めているが、痛みの方は楽ではない。
 顔色の悪いイルカを、寝台に転がったままのカカシが肘で頭を支え、にやにやと面白そうな顔で見詰めている。
「ねえ、イルカ先生。一つ気持ちが楽になる報告をあげましょうか」
「‥‥‥?」
 カカシが何を言い出したのか分からなかった。怪訝な顔をするイルカに、
「GOサインが出ましたよ。三代目から」
「‥‥‥っ」
「そういうわけです。オレ、実はアンタへの伝令なんですよ」
「‥最初から騙して‥‥っ」
「それはアンタも同じでしょ。お仕置きが過ぎましたか?」
 したり顔で言い返すカカシに、イルカは痛みも手伝い怒りに沸騰した。
 しかし、ここで争そっても結果は出ない。
 伝令はともかく、報告は―――確かに、イルカが最も欲しかったものだ。
「手、貸しましょうか」
「けっこうです」
 拒絶は短く。もとより、カカシも本気ではない。
 これは、自分の手でケリをつけることだ。
 イルカはきつく、額宛を結んだ。

 ―――ずっと、待ち望んでいた瞬間。      












「‥‥‥イルカ‥‥‥、貴様‥‥‥っ、裏切り者‥‥‥!」
「どっちが」
 地面をのたうつ男を見下ろし、イルカは無感動に答えた。
 狐子対策部隊のアジトは、不意打ちの攻撃によりわずかな時間で制圧された。
 暗部たちによって跡形もなく存在の跡を消されていく彼らは、口々にイルカを罵った。
 この場所を火影に密告し、暗部を入れたイルカを。
「火影さまの意志に先に背いたのはお前たちだ」
「最初からか‥‥‥っ」
「最初から」 
 イルカの本当の目的は、部隊が妙な動きをしないか火影の命令で潜入捜査していた。
 そろそろ潮時だったが、新しい担任となったカカシはイルカ自身調査しておきたい人材だった。部隊の調査網を利用していたが、カカシが若干人間性に問題があるとはいえ、火影側の信頼に当たる人間だと分かった以上、ここにとどまる理由はもうない。
 狐子に危害を加える恐れのある彼らを、どうして野放しにしておけようか。 
「三代目は慈悲深い方だ。本来なら追放で済んだ。が、ミスしたな」 
 部隊は、イルカが捕まることは予想の上でわざとカカシの調査に行かせて、イルカの死を狙った。
 イルカ自身の命が狙われた時が、あの狐子の最後なのだ。
 死ぬものか。あの子を守るために。
 どんな恥辱を味あわされようと。
「‥‥‥イル‥‥カ‥‥‥っ」
 その罪も、背負おう。
 断末魔に名を叫ぶ男を、イルカは脳裏に焼き付けた。
 すべて予定通り。

 ただ、
 銀色の蜂に魅入られてしまったことは唯一の誤算だったが。









 自分でも、どうしてカカシなのか分からない。
 同性で、上忍で、子供たちの担任で。これほど適さない相手はいない。
 親しくなっていく上で情が移ったとは言わない。あの男は家族を必要としない。人当たりのいい表面の裏側では、きっと本人も把握できない闇が広がっている。
 今夜、それを垣間見た。
 そして、魅入られた。
 きっと、出会ったときから。だから、あの男は忠告したのだ。
 本当は暗部は出動しない予定だったが、一小隊予定のない部隊があった。まるで用意されていたかのように。火影の命令だと言うが、脳裏にベットの上でくすくす笑っていた銀髪の男がよぎる。 
 ――手、貸しましょうか。
 楽しそうな声が頭にこだました。けっこうだと断ったのに。
(やっぱりハメられた‥‥)
 何もかも知っていたカカシ。掌の上で右往左往する自分を見てさぞ楽しかったことだろう。
 今夜の罠も性悪だ。彼の性格をよく表している。 
 自分側に引き込むことができて、してやったりだろう。
 
 


 すべてを片付け、家路についたイルカは考えた。
 あの男は危険だ。
 愛情を必要としない男。
 ―――――どうして、彼なのだろう。
 似た者同士などと言う気はない。彼の闇の方がずっと深い。
「イルカ先生」
 唐突に名を呼ばれ、イルカは振り返った。そして、その先に――カカシを見る。
「帰ろ?」
 首を動かして、共に歩くことを強要する。
 逆らうのも面倒なので、イルカはその隣を歩き出した。
 静かな夜道を数歩進み、
 共に歩き出しながら、
「カカシ先生、俺はあなたが好きです」
 イルカは突然告白した。
「ふうん?」
 気のない返事も動じない。分かっている。
「お気になさらず。言いたかっただけです」
「はあ」
 ただそれだけ。
 甘い言葉など求めてはいない。
 今は、まだ。

「―――イルカ先生、手」
 
 無造作に伸ばされたカカシの手を、イルカはしっかりと掴んだ。
 そのまま歩き出す方向は、カカシの家。
 短い付き合いの中で悟った彼の小さな仕草。
 少しだけ軽い足取りは上機嫌の印。
 そう、今はまだ。

 近寄った、一線越えたとあなたは言いますが、それは俺の台詞でもあるんですよ。
 勇ましい銀色の蜂。
 覚悟してください。カカシ先生。
 俺の蜜はどろどろに甘く、あなたを溺れさせます。

 ―――俺のことが好きだと、いつか必ず言わせましょう。
 





 
(‥‥‥そう遠くないと思うし)

 隣で聞こえる上忍の鼻歌に、イルカは密かにほくそえんだ。










END











以上で、80000キリリク終了とさせて頂きます。
りえ様。大変お待たせ致しました!
カカシが大好きな不器用イルカ。なんだかシリアス調で淡々としてますが(可愛いイルカ先生のはずが‥‥すみません)
‥‥気に入って頂けたら嬉しいです。
リクエストありがとうございました!












□□ NOVELTOP □□

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