■ 夏色観覧車 4
梅雨に入ってから、ずっと太陽を見ていない。
朝起きて、薄暗いカーテンを見ると気分が落ち込む。
雨の日の任務がつらい、というのもあるが、イルカは雨があまり好きではなかった。
太陽の光を浴びて、やっと体が目覚めるのに。
(‥でも、紫陽花は綺麗だな)
この時期になると満開になる紫陽花は、雨に憂鬱な人々の心を慰めてくれる。
もっとも、紫陽花にとってはそんなこと知ったことではないだろうが。
そういえば、雨の日はさすがにあの少年の姿を見ない。
あれ、というのは無論――銀色の髪の少年である。
顔を隠した暗部の少年は、訊いても名前を喋らないので勝手に銀犬と名付けた。自分の中のあだ名なので、本人の前で言った事はないが。
(毎日のように来てたのに、最近見ないな)
見ない、といってもたった四日のことだが、鬱を呼ぶ雨続きで、イルカの心は沈んでいた。
厄介な相手でもいいから、気晴らしの会話でもしたいと思うが、そういう時に限ってこない。
人通りのない雨の道を歩いていると、どこかに銀犬がいるような気がする。
彼は気配を消すのが上手い。だが、親しくなるにつれて、イルカは少年の気配をよむ確率が高くなった。大抵は確信というより直感だが、不思議と外れない。
今日も――そんな直感だった。
「‥‥え‥‥?」
馴染みのある銀犬の気配に、ふと立ち止まったイルカは演習場を見た。
雨の日にあそこを使う者は少ない。間違いか。だがもし少年なら、どうしてそんなところにいるのか気になった。
久しぶりということもあり、イルカは演習場へと足の向きを変えた。
黒い影が、幾人も立っていた。
頭からすっぽり被った黒のケープで顔は分からないが、雨に打たれながら微動だにしない彼らの正体に、イルカは気づいた。
(‥暗部だ‥っ)
顔の位置に白い面だけが、ぼんやり浮かんでいた。
まずい。こんな所でこそこそ窺っているなんて怪しまれる。
立ち去った方がいいとイルカは思ったが、そこに銀犬はいるのかと、どうしても気になって足が動かない。
(‥‥これだけ離れてたら、いくらなんでも気づかれないよな)
目のいいイルカには彼らの動きが見えたが、気配を殺して、殺気さえ出さなければ小動物と勘違いするだろう。
イルカは目を凝らして先の光景を見つめた。
暗部は黒い円を作っていて、その中央に誰かがいる。
他の人影に比べて背が低い。まさか、と見ていると、その主が頭に被っていたフードを外した。露になった銀髪が、みるみる雨に濡れていく。
けして外さない面で表情は分からないが、どうやら何か話しているようだ。
何か打ち合わせをしているのだろうかと見ていたイルカは、はっと口元を押さえた。
銀犬の体が、ぐらりと揺れる。
何が起こったのか一瞬分からなかったが、少年が後ろから蹴られたのだ。
(え‥‥、うそだろ‥‥‥!?)
イルカは仰天した。銀犬は、暴行を受けていた。
されるがままの少年は地面に倒れ、それでも周囲の暴力は止まなかった。
(ど、どうしてあいつ、一方的にやられ‥‥‥)
以前、自分が受けたリンチよりも酷い光景に、イルカは足が震えた。
今度こそ、立ち去った方がいいと思った。
同年代の喧嘩なら話は別だが、相手は暗部だ。中忍風情が口を出していいことではない。
だが、
「‥‥‥っ」
気づいた時には、イルカは駆け出していた。
走っている途中で暗部たちが気づき、こちらを向いたが、構わず黒い円の中に飛び込んだ。
倒れている銀犬に覆い被さり、精一杯の睨みをきかして並ぶ面を睨みつける。
「‥よってたかって‥! こんな酷いこと、火影様は許さないぞ!」
当てられる殺気に声が震えないように、イルカは虚勢を張った。
暗部の中で誰かが笑う。渇いた失笑は伝染して、殺気はゆっくりと薄れていった。
「なんだ、お前。こいつの犬か」
「犬じゃない! 友達だ!」
「‥はっ、お友達に庇ってもらったか。――独断行動に、その腑抜けぶり。本当に話にならないな」
「おい、騒がれると面倒だ。このぐらいでいいだろう」
誰かが引き際を諭した。
黒い円はさっと広がり、四方に消える。だが、一人だけ残っていた。
体格からして男のようだが、その暗部だけはひんやりした殺気をまとわせていた。
「あんまり調子に乗るなよ、小僧。天才だかなんだか知らんが、輪を乱す勝手な奴は早死にするぞ」
怒気をはらんだ声に、イルカはびくりと震えたが、声は銀犬に向けられていた。
すると、今まで動かなかった少年が身を起こし、
「‥‥もしかして、私怨まじり?」
少し擦れた声には、確かな嘲りが込められてた。
「アンタの女の髪、黒髪に変えさせたのまだ怒ってンの?」
イルカはぎょっと少年を見た。少年はさらに続け、
「だってしょうがないじゃない。オレに抱かれたいってあんまりしつこいからさぁ。黒髪にするんだったらいいよって言ったらアッサリ変えちゃって。言っちゃ悪いけど、アンタの女バカだね」
「黙れ‥ッ」
再び殺気がぶつけられたが、手は出してこなかった。
渦巻く暗雲を抑えるように暗部の男は唸り、やがて森の中へと姿を消した。
今度こそ誰もいなくなり、銀犬と二人きりになったイルカは安堵の息をついた。
手が、今頃震えてくる。
「大丈夫‥?」
イルカは少年に手を差し出した。しかし、思い切り跳ね除けられた。
痛みと驚きで目を見開くと同時に、傍の少年から冷たい殺意が流れてくる。
ゆらり、と立ち上がった銀犬は、面の下からイルカを見下ろし、
「――オレに恥かかせんな」
怒りの滲んだ声で言った。
(怒られた)
当然か、と思う一方で、やりきれない部分もあった。
自分みたいな子供に庇われるなんて、そりゃあ恥ずかしいだろうし、自分だって以前のリンチで銀犬が口出すのを断った。自分のことだから、自分でカタをつけたかったからだ。
銀犬もまた、自分のことに口を出されて怒ったのだろうが、
「でも‥、あんな‥一方的に‥。お前だって、全然やりかえさないし‥‥」
いい訳を口にするが、少年は何も言わなかった。
くるり、とそのまま立ち去ろうとしたので、思わずケープの裾を掴んで引き止める。
「ちょ‥っと待ってっ。あの‥‥タオル貸すから‥っ。濡れたままだと風邪ひくし、俺んち行こう。あ、なんなら夕飯も食べていくか?」
怪我をしているはずの少年を、そのまま行かせたくなかった。
このまま怒らせたまま別れるのが嫌で、家に招くとまで言ったイルカだが、
仮面だけこちらを向き、
「行かない。――それと、餌付けはやめてくれる? 他人からもらった食い物なんかに手ぇつけないよ。この間の弁当も、悪いけど捨てたから」
「‥‥‥え‥‥‥」
驚きのあまり、手の力が抜けた。ケープが指から外れ、少年はさっさと歩き出す。
雨脚が強くなり、銀犬の姿はあっという間に見えなくなった。
取り残されたイルカは、ただ呆然と座り込んでいた。
私用を終えて家に戻ったイルカは、ひとり夕食の準備をしていた。
コトコトと鍋が音を立て、あたたかい湯気が満ちる。煮える野菜の匂いが香ばしいが、イルカの気持ちは晴れなかった。お腹は空いてるはずだが、できれば何も食べたくない。
昼間の、銀犬の言葉が耳に残っていた。
(‥‥弁当‥捨てたって‥‥)
任務に持っていくと言ったのに。
いらないなら、その時に突っ返してくれればいいのに。
(‥つーか‥弁当箱は返せよ)
そのまま、ゴミ箱に捨てられたのだろうか。考えると、目頭が熱くなってきた。
泣きそうになって慌てて目を擦る。こんなことで泣きたくない。たかが、弁当のことで。
考え出すと感傷的になる。さっと料理を作り、イルカは夕食を済ませた。
明日の任務は早朝から始まる。
単独の密使任務なので、二三日、里の外へ出ることになる。
しばらく帰らないので、部屋の整理と、明日の準備。それと、長く熱い風呂に入れないので、今日はゆっくり浸かった。
しっかり洗った髪を拭きながら、イルカは布団の準備を始める。
髪が乾いたら早めに寝よう。そんなことを考えていると――玄関が叩かれた。
(‥こんな時間に?)
夜半に突然の任務が入ることは時々ある。
イルカは急いで玄関へ向かった。とくに警戒もせずに開けると、
「‥‥‥っ」
現れた黒い影に、イルカは思わず後退りをした。
雨避けの黒いケープをつけた、長身の暗部。体格からして男。
イルカは昼間の暗部たちを思い出した。似たような面も多く、判別できないが、まさかあの中にいた一人か。
「うみのイルカか」
不遜な物言いに気圧されたが、答えないわけにはいかない。暗部は、火影直属の忍びなのだ。
「‥そうです」
「小僧の犬、じゃなくて――友達だったな」
「‥‥‥っ」
イルカは顔を強張らせた。その言葉と声に、昼間の記憶が蘇る。
最後まで残っていたあの男だ、と自然に警戒するイルカに、暗部の男は面の下で笑った。
「案ずるな、忠告だ。――お前、早死にしたくなければあの小僧には近付くな」
「そんなこと‥っ」
「もとより、暗部にあまり関わるな。今日みたいな真似は自殺行為だぞ。‥同じ忍びなら、あまり世話をかけるな」
「‥‥‥」
反論は山ほどあった。だが、男の言う事には一理あった。
立場をわきまえることは、忍びにとって重要なことだ。うるさい忠告ではあったが、男の声には真剣な響きもあった。
(‥‥そもそも、銀犬の方が勝手に近付いてくるだけで、別に俺は‥‥)
ここでムキになって反論するのはバカバカしく思えるが、
「‥‥ご忠告、ありがとうございます」
それでも、男の物言いにはなにかしらひっかかるところがあったので、肯定とも否定ともつかない礼の言葉で誤魔化した。
それは男にも分かったようで、
「いい度胸だ。‥まあ、それでなければあの小僧とは付き合えんか」
影がゆらりと揺れた。帰るのか、と思えば――ふと黒い爪が伸ばされる。
ぎょっとしたが、のけぞるより先に、尖った爪がイルカの髪を一房つまんだ。
「‥濡れてるな。黒が鮮やかだ」
囁くような低い声に、イルカは全身を緊張させた。
掴まれた髪に全神経が集中する。離してほしいが、強張って動けなかった。
緊張のあまり眩暈がしそうになったが、指はあっけなく離れた。
思わずほっと大仰なため息をつくと、
「――いいな。痛い目にあいたくなければ、もうこちらに近付くな」
最後の忠告とばかりに、ぴしゃりと言われ、影は瞬く間に姿を消した。
後には激しい雨脚だけが残り、また残される形になったイルカは唇を噛んだ。
(‥‥だから、‥別に俺がまとわりついてるわけじゃ‥‥)
今日は、まったくの偶然のことで、それに、あんな理不尽な光景を目にしなければ、飛び込んだりしなかった。
友達だと、思わず叫んだけれど、当の少年は人が一生懸命作った弁当をあっさり捨てるような人間だ。
(‥‥そうだよ。最初から言ってたじゃないか。ただやりたいだけだって)
眉間に皺を寄せ、イルカはますます唇を噛んだ。
考えれば考えるほど腹が立ってくる。
(もういいっ)
忠告に従うのは癪だが、それでもういいと思った。
あんな奴、こっちから願い下げだ。
もう友達になりたいと言っても、絶対に聞いてやらない‥!
出発から三日後、イルカは任務を終えて木の葉の里へ帰ってきた。
Cランクの任務なので、たいした疲労はないが、明日は思いがけず休みが入った。
(明日は自主練しよう)
いつでも鍛錬は必要だ。
そうと決まれば、たっぷりスタミナのある食事を取ろう。ちょうど懐もあたたかく、イルカはうきうきと買物に向かった。
まだ日は沈んでいないはずが、雨の空は真っ暗だ。
傘越しに空を仰ぎ、イルカは雨の匂いを吸い込んだ。べとべとした暑さが気持ち悪いが、しばらく見ない間に、紫陽花はゆっくり色をつけていた。筆でなぞるように、これからどんどん鮮やかになっていくだろう。
水たまりを避けるイルカの足取りは軽かった。しかし、
「‥‥‥」
ふと立ち止まったイルカは、何か思案するように首をめぐらせた。
(‥‥あいつがいる)
細く、雨の合間に感じられる気配。
間違えるはずはない。
もう少年には関わらない、と決めてからも、イルカはずっと銀犬のことが気にかかっていた。
イルカは少し悩んだ後、買物を諦めた。
また、怒られるかもしれない。
そう思いながらも、イルカは銀犬の気配を追った。
高い茂みになると、傘が邪魔なので片付けた。這って中に入ると、手がどろどろに汚れる。任務帰りに何をやってるのかと自分でもアホらしくなるが、
(だって‥血の匂いもする)
それに、本当に構ってほしくないなら、銀犬は完全に気配を消す。
そうしたら、いくら慣れた自分だって見つけられない。
躊躇い気味に感じる気配は、もしかして無意識なものかも知れない。見つけられたくない。でも、見つけてほしい。勝手な思い込みだが、イルカにはそう思えた。
なら自分は――見つけたい。
「‥‥‥‥‥‥銀犬」
地面に転がった人影に、イルカはおそるおそる声をかけた。
面がゆっくりこちらを向き、
「‥‥なに、その名前」
「‥あ、いや‥‥だって、お前、名前教えてくれないし」
「勝手につけたの? よりによって犬なんてやめてよ」
「ごめん‥」
「カカシ」
「え?」
「オレの名前、はたけカカシ」
「‥‥‥‥‥‥」
名前を、知ってしまった。
相手の中に一歩踏み込んだ気がしたが――悪い気はしない。むしろ、
(‥ちょっと嬉しい‥)
イルカはこみ上げて来る笑いを押さえ、カカシの傍へ這って行った。
「‥怪我してるの? 医療班呼ぶ?」
「いい。それより、ずっとどこ行ってたの?」
「あ、もしかして来てた? ごめん、ちょっと任務で外に‥」
「そういう時は教えてよ。夕飯食いそこねたじゃない」
「‥‥‥‥‥‥俺の作った飯、食べるの?」
「オレが作れば問題ない」
「えっ、作れるの?」
「‥‥‥‥‥‥」
「‥じゃあ、一緒に作ればいいんじゃない。変なもの入れたりしないか、横で見張れるし」
自然と、やや拗ねた口調になってしまった。
大人気ない。イルカはそんな自分が嫌だったが、
「――捨ててごめん」
カカシが小さい声で謝った。
「‥‥‥‥‥‥」
やっぱり捨てたのか、とショックだったが、謝られたことで痛みは半分消えた。
横たわったカカシの肩と足は血に染まり、一応の手当てはしているようだが、雨に濡れて台無しだった。
イルカはため息をつき、俺んち行こう、とカカシの手を握った。
家に帰ってまず、カカシを風呂に放り込み、救急箱を脱衣所へ入れた。
着替えを用意すると言ったが、ベストだけ外して元の黒服のまま出てきた。軽く洗って乾かしたと言うが、どうも術を使ったらしい。それでも血の匂いがついているが、
夕飯は一緒に作ったが、カカシは予想通り木偶の坊だった。ただ、イルカがばたばたと台所を走り回るのを横で眺めているだけ。かろうじて、料理をテーブルへ運ぶことはした。
食べている間顔を見るわけにいかないので、背中あわせにご飯を食べることにした。
黙々と食事をする音に、イルカは振り向きたい誘惑にかられたが、さすがに行動には移せなかった。
食後は、カカシが洗い物を担当した。
隣で拭くのを手伝ったイルカは、カカシの初めて見る指を凝視する。分かってはいたが、普通の指だ。だが、長く器用そう。
じっと見ていると、いつの間にか面がこちらを向いていた。
慌てて視線を逸らし、
「あ、雨‥止まないね」
イルカはむりやり話題を作った。
「傘、貸してあげるから」
「今日、泊めて」
「返すのはいつでも‥‥、って、え? 泊める? だ、駄目だよ! 泊めるのは駄目っ、帰って!」
「‥‥‥なんでよ。ここまで入らせてといて、おあずけする気?」
「それとこれとは別だろ! 調子にのんな!」
唾を飛ばす勢いで、イルカは反論した。
鼻に皺を寄せて睨みつけると、カカシの肩が大仰に下がり、
「‥じゃあ、何にもしないから泊めてよ。帰るのめんどい」
「‥‥‥‥‥‥」
イルカは仏頂面をしたが、相手は怪我人だった。雨は強く、頼まれたら強く出られない。
長い考慮の末、イルカはしぶしぶ頷いた。
客用の布団をなるべく遠くへ引いたが、それほど広くない家だ。
微妙な間を置いて、二人は床についた。
電気を消し、何も音がなくなると、雨が屋根を叩く音だけが響く。
(すごい雨‥。床上浸水なんてならないよな)
古い家なので笑えない。引越しするにしても、そんな贅沢はできないし。
おまけに今日は他人が泊まりにきている。
イルカはなんだか眠れず、しかしうとうとしていると、いきなり脇腹に手が回された。
「‥うわ‥っ」
びっくりした。いつの間にか、カカシが同じ布団に入りこんでいた。
「お前‥っ、何もしないって言っただろ‥‥!」
「しない。ちょっと匂い嗅ぐだけ」
「匂いって‥っ」
「――ちょっとだけ」
体をすり寄せ、カカシはくぐもった声で言った。ちなみに、面は眠る時でも身につけている。
カカシは、本当にそれ以上何もせず、ただ触れる距離でおさまった。
急に入ってきた人の体温にイルカは落ち着かなかったが、どうせ言ったってきかないだろうと諦めた。強いて言うなら、その面だけは怖いので外して欲しいが――。
イルカは長いため息をついた。
「‥‥も、いいよ。でも、変なことしたら許さないからな。急所蹴り上げるぞ」
精一杯の脅しを吐くと、くっくっと喉を鳴らして笑われた。
笑ってろ、とイルカは不貞寝する。
カカシに背を向けて目を瞑ると、意外にすぐに眠気が襲ってきた。
心配だが、信じよう。
「‥‥‥カカシ、お前‥面つけたままだと寝苦しいだろ? 俺、寝てる間は外して‥も‥‥」
欠伸をしながら呟くと、あっという間に意識が遠くなる。
任務の疲れは、案外色濃く残っていたようだ。
うとうと眠りに落ちると、背中にこつんと面の感触があった。
「‥――見せられない」
空耳かも知れない。カカシの呟きを聞いた。
聞き返す意識が働かず、
イルカはそのまま夢に落ちていった。
○ ブラウザでお戻りください ○
2004.05.31